小林孝延

編集者

飼い主のいない犬や猫たちとの出会いの施設

三重県と協力して迎え入れた飼い主のいない犬や猫たちと新しい家族をつなぐ場所、アニテラス。すでに2022年4月のオープン以降17頭が里親さんと巡り会えたそうだ。併設されたドッグラン、ペットホテルの収益をまわすことで運営が成り立っているというの、ちょっといいね。どうぶつたちの匂いがするのかな？福も興味津々な様子…

ドッグランでめいっぱい走らせておくと、そのあとの買い物が楽です（笑）

アニテラスのドッグランで思う存分走り回る。ちょっと疲れてくれたほうが、この後のお買い物タイムに大人しく待ってくれるはずだからという下心はないしょです。今日はほとんど貸切ですが、大型犬、中小型犬、小型犬とエリアが分かれているから飼い主さんも安心ですね

ぴかぴかの新鮮な果物や野菜がならぶ市場めぐり

とにかくマルシェに目がないのだ。しかも犬と一緒に歩けるというのだからもう喜びしかない。ならぶ青果はどれも地元の採れたて。東京には流通していない、この土地ならではものを探して彷徨い歩いた

純白のソフトクリームを味見してみる

滋賀県比良山の牧場から直送されたというミルクでつくったソフトクリームの白さが目に眩しい！甘いものが大好きな愛犬福にもちょっとだけお裾分け。おりこうさんにしているごほうびだよ。店内はギャラリーになっていて、ならぶ器もソフトクリームに負けないくらい真っ白！

まるでパリの街角のように普通に犬と入れる店内

店先で新鮮な食材を選んでその場で調理してもらってぱくり。VISONには犬と一緒に入れる飲食店がたくさん。そういえばパリでは普通にみんな犬と一緒にレストランに入ってたなあとふと思う。家族だからね。旅のあいだもずっといっしょがうれしいよ

いつもは散歩嫌いな福だけど、なぜか今日は楽しそうだ

和の食材をテーマにしたお店が並ぶ和ヴィソンエリアであたりを見渡す福。のれんのむこうに流れるおいしい空気を感じているのかな。そういえばこの「村」は行き交う人たちがみんなやさしいな。ちょっとおどおどする福にも適度な距離感で接してくれる。決して無理はしない。なぜだかそんなやさしさがあつまる場所なんだよね

愛犬とお茶をいっぷく。よきかな

福のリードを引きながら店の前できょろきょろしていると、「そのままワンちゃんもいっしょにどうぞ」と店員さんが気持ちよく声をかけてくれた。お茶とうつわをテーマにしたカフェ「HAPPA STAND」。思ったより広いVISON、ちょっと歩き疲れた時に甘いひとくちがたまらないのだ

手仕事や自然素材にこだわった暮らしまわりの雑貨たちを探して

流行に左右されず、ずっと長く使うことができる道具たち。シンプルなデザイン、自然素材。丁寧な仕事。旅しているあいだ、こうした道具をを選ぶ気持ちとVISONという「村」で過ごすときの意識が、どこかで通じているように感じた。

かつおぶしがおいしすぎてたまらない

どのお店のごはんもたまらなくおいしかったけれど、「削節本舗 伊勢和」のかつおぶしをふんだんに乗せたたまごかけごはんには完全にノックアウトされた。削りたてのかつおぶしのかぐわしいことよ。人間より嗅覚が1万倍の福にとってはこれは我慢がつらいところだね。豚汁と一緒に２杯も食べたよ

預けることだってできるけど、できることなら犬と一緒に過ごしたいから

宿泊はドッグヴィラにて。まるで別荘に滞在するような感覚でリラックスしたプライベート空間を存分に堪能できる。水道もついてるからきれいに足を洗ってから室内に上げられる配慮もうれしいね

気がつけばあの臆病な福がいちばんリラックスしていたという奇跡

今回ご招待を受けて一番心配だったのが、臆病犬福のこと。果たして一緒に旅を楽しんでくれるだろうか、気が気じゃなかった。だけど気がついたら、いつのまにかVISONの風を感じて我が家のように寛いでいた。その姿を見て思わず胸が熱くなった

おもわずはしゃぐ主人にちょっと迷惑顔

サンセバスチャン通りにあるバルでピンチョスをつまみながら感極まった瞬間。夕暮れどき、少し風がひんやりしてきたので犬を湯たんぽかわりにして白ワインを味わう。人生は上々だ！

ヴィラの室内はシックな黒で統一されて心落ち着く空間

黒光するシンプルモダンな室内でおすまし顔。まる１日VISONを歩き回ってちょっと興奮気味の福だったけど、やっとゆったりと気を許せるプライベートスペースでひと休みできて大満足

自由気ままにドッグガーデンを駆ける

プライベートガーデンで自由に走り回る福。リビングや室内の露天風呂につかりながら、庭を自由にに駆けまわる福をながめる幸せったらね。生きてるといろいろあるけど、そのすべてを許して報われる瞬間があるとしたらこんな時じゃないかな